スターバックスにはどの店舗にも、「オファリングボード」というものがある。
各店の店頭には「デイリー・オファリング」と呼ばれる黒板ボードを掲げており、
店のバリスタ(同社ではコーヒーを作る人をこう呼ぶ)が毎日、思い思いのお薦め
メニュー(イラスト入り)を手書きし、お客に自分の店のおすすめの商品をアピール。
これを見て注文を決める楽しみをお客様に提供している。
要するに、「本日のお勧め黒板」。これは毎日書き換えるわけではなく、店によってフォーカスする商品があって、例えば1週間とか3週間とか期間を決めてお勧めしている。だから実質の回転周期は数週間ごとの描き換え。このボードは通常、店頭入り口かレジ上のメニュー表に並べられていて、お客さんは思ったよりよく見てくれる。
それで、もともと絵を描くのが好きな私は、前のバイトで広告代理業をやっていたこともあって、よく店長に頼まれて描いていた。
先月初め、「キーマカレードナツ」を描いたら、写真に撮っといてくれと言われた。
何でも、広島県のスターバックスで第一回チョークボードコンテストが行われるそうなのだ。ちょうど、カレードーナツのころものサクサク感がうまく表現できたので、お言葉に甘えて出品させてもらうことにした。でもせっかくならいいとこまでいきたいな、と思って気合入れまくって描きなおす。
各店舗から2枚ずつ出して、合計約20枚の中から、県内スタバ全パートナーの投票によって順位が決められる。投票期間中は敢えて自分の書いたボードがどれだなんていわなかった。もちろん、出品したものは実際に店頭に掲示されてあったものだから、店長をはじめ知ってる人は知っていたのだけれど、まぁ純粋に「いい」と思ったものに投票してもらえればいいし、選挙みたいに「カレードーナツに投票してね!」なんていったところでそれは本当のチョークボードマスターではない。
その結果がちょうど昨日。遅番でシフトに入っていたら店長から。
「そういえば、おめでとー!」
「は?何がですか?(就職内定は大昔に決まったはずだが…)」
「チョークボードマスターの結果!」
「あ!どうだったんですか?!」
「県内2位よ!」
「あ、ありがとうございます。・・・2位かぁ。。。」
というわけで、ストアチョークボードマスター初代チャンピョンにはなれなかったけど、ベスト3に入賞してよかったとです。おかげさまです。感謝です。(1位と3位は駅前福屋店の女の子)
でもせっかくなら一位とりたかったなぁ。第二回が開催される頃には私もスタバにはもういないだろうし。まぁ世の中そんな思い通りに行かない方が自分のためなのかもね。
実はこのチョークボードマスターとは対照的に、先になったストアコーヒーマスターというのは頑張れば最速2ヶ月でなれるそうで、各店舗の全パートナーの半分くらいは必然的になれるものなので(もちろん勉強と経験と知識と店長の認定が必要だけど)、名前のイメージほどスゴいものではない。
一方、チョークボードマスターは今回が広島県での記念すべき第一回コンテストということだったので、まだあまりいない。全店舗を通して公に表彰されたのは上位3人だけだったし。
いうて、まぁこれも大したことないっちゃないんだけど、とにかくまた新しい分野のポジを開拓しつつあるので、この流れで色々新しい風を吹き込んでいけたらいいなと思う。
最近はイオン宇品の黒板の半分くらいを描かせてもらっているので、結構自分の絵が店頭に出ていることが多い。
来春から教職に就く身としては、黒板のデザインの練習になるので一石二鳥ナリ☆
自分の。いいよね、自分が書いた分なら。
基本、スタバは写真はNGなんだけどね。
著作権はもう俺にはないのかな?
本当はドリンクとセットなんだけど、このときはたまたまカレド単品フォーカスだったのでした。