スターバックスは環境保護を大きな企業目標の一つとして掲げている。
他の会社をよく知らないから、他と比べてどれほどスタバがどれだけそういった「利益追求」以外のところで努力しているのかはよく分からないけれど、内側から見る限りは結構力を入れているんじゃないかと思う。企業である以上、「金」以外の部分で人を動かすということに当たっては、なかなか実態としての活動が伴わないことが多いからだ。
例えば、スタバでコーヒー豆を買ったとき、その豆が入った袋を次回購入の時に持参し、その袋に入れるよう伝えると、レジで20円引きになる。これは、コストの点から言えば、利益としての行動価値は低い。しかし、「袋の再利用」という環境保護の目的のため、それに協力してくれたお客さんに感謝の気持ちを、という意味が込められている。
店でのオペレーション以外で行っている環境保護活動が、いわゆる「グリーンチーム」というものだ。中身は、スタバのパートナーたちが決められた日に集まって、地域の清掃をしましょうというもの。完全ボランティアで、やろうという気持ちのある人だけが参加している。参加したからといって時給が上がるわけでもないし、何かがもらえるわけでもない。
広島の場合は、毎月第3日曜の朝9時から約30分、市内のF町公園とその周りを清掃することになっている。
スターバックス以外にも、環境保護に関心があり、なおかつそれを実際の行動にうつしましょうよ、と賛同するほかの店も一緒になってやっているようだ。
もともと私がスタバでバイトを始めた動機が、「金が第一」ではなかったので、こういう活動には色々と参加してみたかった。バイトを始めて丸一年になるが、今思えば割と参加してきたなぁ。
それで、今日も行ってきた。
私はもしかしたら、このグリーンチームに参加するのが最後になるかもしれないから、「こんなこともやってたなぁ」という意味でちょっと残しておこう。
毎週日曜日には、どうやらメガネのTナカも清掃しているようだ。スーツでごみ拾いってなんか異様な光景。でもなんか「ビジネスマンも環境保護!」って感じでちょっとかっこいい。
ヨーイ、ドンでスタートしたものの、目に付くのはタバコの吸殻ばっかり!!!結局30分で軽く100本分のタバコ系ゴミを拾ったんじゃぁなかろうか。これにはマジで喫煙者に政治的・経済的圧力をかけなくてはならんよ。愛する広島の街をタバコで汚していくとは、ブラウン監督もやる気失せちゃうよ。
喫煙については賛成もしないし反対もしない。吸いたい奴は勝手に吸えばいいし、その権利もあると思う。タバコに限らず、やりたいこととは何でもできる自由は認める。車をいじりたい奴は好きなようにいじればいい。鉄砲の弾が飛び交うような僻地に旅行に行きたい奴は自己責任で勝手に行けばいい。
でも、騒音を出すような車を運転して迷惑かける奴、テロリストにとっ捕まって国に身代金要求される奴、同じようにタバコを吸ってポイ捨てする奴に自由の権利ナシ。当たり前じゃ。自由の権利を主張する前に、自由を行使するための義務を守れや。いや、モチロン、マナーを守っている人もいるけれど、「喫煙者」というカテゴリーからは外せんよ。どこかで線を引かねばならんわけだし、ポイ捨てするような奴に限って自分を守るための口だけはでかいわけだから。故に、禁煙社会が広まっていることで、人々は「タバコを吸ってはいけない」ということを認識するのではなく、タバコをきっかけにした自由が制約されるということの本当の意味を考えにゃならんわけだ。
というようなことを、吸殻を延々と拾い続けながら思った。(どこから回想シーン?!)
やってくるメンバーは大抵決まっているので、他の店の人に顔を覚えられて仲良くなったりとか、今日はじめての人に「長くこれ(清掃活動)、されてるんですか?」とか聞かれたりもした。
長くやってる・・・っていっても、まぁ月一ですからたかが知れてますが・・・。笑
たった30分でもこんなにゴミが。
帰り道、掃除した範囲の並木通りはめちゃきれいで「タバコ一つ落ちてなく」、気持ちよかったぁ~@